第18回伊那谷伝統文化公演
- qq6688p9
- 2月2日
- 読了時間: 2分
更新日:2月16日
第18回伊那谷伝統文化公演が無事に終了しました。ご来場いただいた皆さま、本当にありがとうございました!
今回の公演、第1部では、伊那市を代表する伝統芸能「伊那節」の魅力をお伝えしました。伊那節は今から329年前、権兵衛街道が切り開かれたことをきっかけに上伊那・下伊那地方に広まり、地域ごとに独自の変化を遂げてきました。伊那の伊那節、与地の伊那節も、それぞれの歴史や文化を今に伝えています。こうした伝統を次世代へ受け継いでいくことの大切さを、改めて実感しました。
しかし、少子高齢化や都市化、ライフスタイルの変化によって、伝統文化の担い手は減少しています。若い世代が興味を持たなければ、継承は難しくなってしまいます。そこで今回、新しい試みとして「現代版与地の伊那節」を披露しました! この企画は、伊那北高校の3年生3名が自主的に考えたもので、曲は現代風にアレンジすることで、若い世代にも伊那節の魅力を知ってもらいたいという思いが込められています。
岡本太郎氏の「伝統は現在の我々が新しく創り出さなければならない」という言葉の通り、時代に合わせた新しい形の伊那節があってもいいのではないでしょうか。伝統を守ることと、新しい形で発信すること。そのバランスを模索しながら、これからも伊那節の魅力を伝えていきたいと思います。
そして第2部では、富山県から越中八尾おわら保存会の皆さまをお招きし、「風の盆」の公演をお届けしました。三味線や胡弓の繊細な音色が響き、風に揺れるような優雅な踊り、哀愁を帯びた唄が会場全体に広がりました。きっと多くの方の心に深く響いたのではないでしょうか。
今回の公演を通じて、伝統文化の持つ力や、その継承の大切さを改めて感じました。これからも、新しい形での発信を模索しながら、伝統の魅力を伝えていきたいと思います!

Commenti