若手作家公募個展 「トライアル・ギャラリー2023」qq6688p92023年7月7日読了時間: 1分アート・デリバリー事業の現場へ向かう途中、長野県伊那文化会館で本日から開催されている若手作家公募個展「トライアル・ギャラリー2023」に立ち寄ってみました。津田翔一氏は主にキャンパス油彩でデフォルメした林や夕焼け、石筍などを色彩豊かに表現しており、見方によってはタイトルとは別な情景が連想される。見ていて惹きつけられる作品が多い。蛭田香菜子氏の作品は、日常をテーマに、ドローイングをより触覚的なアプローチを目指した立体的なオブジェだ。現実世界に存在する事象や概念を表現しているようであるが、これがアートであるかは小生の認識不足で胸に刺さってこない。細萱航平氏は、高遠石、岩石薄片、顕微鏡カメラ、プロジェクター、アクリル板、モーターなどを駆使した作品で、理科の展示かと思わせるユニークさが面白い。かつて高遠を訪れた時の記憶や、彫刻に関わる者として見る高遠石・高遠石工の解釈、あるいは地質学の観点に基づく石の姿など、高遠という場所から得た幾つかの視座が今回の動機となっているそうだ。本展は7月23日まで開催しております。ちなみに撮影/SNS投稿OKです。
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